茂みの中の欲望

まだ17歳の高校生だがジァイミーは、指先をちょっと動かすだけで、女の子という女の子が、次々と足許にひれふすといった、稀代の色男を夢見ていた。だが、自分の作った夢に酔っていたので、女の子と話す時にはついもどもってしまい、せっかくのチャンスを逃してばかりいた。そのジァイミーの初めての恋の冒険の相手は、リンダだった。が、この恋は完全な失敗。次に出会ったのが教会の基金を集めているポーラだが、彼女の手練手管でうまくお金をまきあげられ、見事に振られてしまった。次がカロライン。彼女はジァイミーを家に連れて行ったが、神聖なるべき日曜の晩さんは乱痴気騒ぎとなり、カロラインは気絶してしまった。そのうえ、彼女の家族たちが、追っかけっこをはじめるに至っては、ジァイミーはすっかり興さめしてしまった。

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