火の山のマリア
(C)LA CASA DE PRODUCCION y TU VAS VOIR-2015
借地での農業は家族を経済的に圧迫していた。農作物が収穫できなければ追い出されてしまうからだ。そこでマリアの両親は、土地の持ち主でコーヒー農園の主任であるイグナシオにマリアを嫁がせようとする。妻に先立たれたイグナシオは3人の子どもたちを男手ひとつで育てていた。
しかし、マリアはコーヒー農園で働く青年ペペに惹かれていた。アメリカに行くというペペに、マリアは一緒に連れて行ってほしいと頼むが、彼は彼女の処女を捧げることを条件とした。控えめで真面目なマリアは悩んだ末にペペに身を任せてしまうが、ペペは一人で旅立ってしまう。
一方、両親や村人たちの農場では蛇の被害に悩まされていた。強力な農薬も効かず、みんなは頭を抱えていた。
そんなときにマリアの妊娠が発覚する。堕ろすこともできず途方に暮れるマリアだったが、「この子は生きる運命だ」という母フアナの言葉に力付けられ産み育てることを決意する。果たして、マリアと赤ん坊の運命はどうなるのか…?