鉄くず拾いの物語
ボスニア・ヘルツェゴヴィナに住むロマのナジフとその妻セナダ。ナジフは鉄くず拾いで生計を支え、セナダは3人目の子供を身ごもっていた。
ある日、セナダが激しい腹痛を訴え病院に行くと、流産で5ヵ月の胎児はお腹の中ですでに死んでいると診断される。その上、すぐに手術をしなければセナダの命も危険な状態だと言われる。彼らは保険証をもっていないので、高額な手術代は払うことができない。
ナジフは看護婦や医師に「分割払いにしてくれ」と懇願するが受け入れられない。ナジフはセナダの命を救うため、死にもの狂いで鉄くずを拾いながら、国の組織に助けを求めるが…。
2013年のベルリン国際映画祭で審査員特別賞・銀熊賞、ナジフ・ムジチが銀熊賞(男優賞)を受賞。
- 公開日
- 2014年1月11日(土)
- 監督
- ダニス・タノヴィッチ
- 脚本
- ダニス・タノヴィッチ
- 製作年
- 2013
- 製作国
- ボスニア・ヘルツェゴビナ=仏=スロベニア
- 原題
- AN EPISODE IN THE LIFE OF AN IRON PICKER
- 上映時間
- 74
- 配給会社
- ビターズ・エンド