シネマ歌舞伎クラシック 梅雨小袖昔八丈 髪結新三
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梅雨時の季節感があふれ、江戸の下町情緒が描かれた世話狂言。新三を十七世勘三郎が演じ、十三世仁左衛門の源七、七世梅幸の忠七、七世芝翫のお熊、十七世羽左衛門の家主、五世勘九郎(十八世勘三郎)の勝奴と、最高の顔ぶれ。
白子屋の娘お熊は、家業の借金を返済するために持参金付きの婿をあてがわれる。しかしお熊には忠七という恋人がいた。新三は自分の家にかくまってやる、と忠七をだましてお熊を家に閉じ込めるが、やがて身代金をめぐる騒動となり―。