母の身終い
(C)TS Productions ‒ Arte France Cinema ‒ F comme Films ‒ 2012
48歳のトラック運転手アランは、出来心から麻薬の密売に手を出して服役し出所してきた。そして、仲の悪い母イヴェットの家に身を寄せて、なんとか人生の再出発をしようとあがいていた。ふたりの間には長年にわたって根深い確執があり、ふたつの心は簡単には解け合わない。年老いた母親は、脳腫瘍に冒され死期も間近い。
そんなある日、息子は、母の薬が入った引き出しの中の書類を手に取って愕然となる。そこには、“尊厳死の表明”“スイスの施設で尊厳死”“人生の終え方を選択する”といった文章が書かれ、母のサインがあったからだ。アランの心は激しく揺り動かされる。ふたりの残された時間は、あまりにも少ない。そしてついに母が旅立つ日の朝がやってきた…。
- 公開日
- 2013年11月30日(土)
- 監督
- ステファヌ・ブリゼ
- 撮影
- アントワーヌ・エベルレ
- 製作年
- 2012
- 製作国
- 仏
- 原題
- A FEW HOURS OF SPRING
- 上映時間
- 108
- 映倫
- 10