シティ・オブ・ゴッド
1960年代後半、カベレイラ、アリカーチ、マヘクの3人は強盗を繰り返している。ある日、カベレイラの弟分リトル・ダイスが考えた“モーテル襲撃事件”が大惨事となり、警察に追われる。それぞれ身を隠したが、カベレイラは、警察に見つかり銃殺される。その報道で新聞記者のカメラに興味を持ち、ブスカペは、カメラマンになってこの街を出ることを夢見る。1970年代、高校生になったブスカペ。自分で買った安いカメラで仲間の写真を撮り、楽しい学生生活を満喫している。一方、悪事を働きつつ成長してきたリトル・ダイスは、リトル・ゼと名前を改め、シティ・オブ・ゴッドを乗っ取るために戻ってくる。彼はベネとともに、一日でスラム全域を支配下に治め、街でNo.1の悪党に成り上がった。しかし、ベネはリトル・ゼの残忍さに愛想を尽かす。ファッションや恋にも目覚め、アンジェリカと一緒に街を出て農村かどこかで暮らすことを考え始める。リトル・ゼに彼女をレイプされ、家族を殺されたバス車掌のマネは、復讐のためセヌーラー味と手を組む。いよいよリトル・ゼVSセヌーラ&マネの間で抗争が勃発。堅気も子供も巻き込んだ血で血を洗う戦争の慕開けとなった。そのころブスカペは、彼の写真が新開社に買われて仕事を獲得し、アルバイトをしながら写真記者の見習いを始めていた。
- 公開日
- 2003年6月28日(土)
- 監督
- フェルナンド・メイレレス
- 撮影
- セザール・シャローン
- 製作年
- 2002
- 製作国
- ブラジル
- 原題
- CITY OF GOD
- 上映時間
- 130
- INTRODUCTION
- 60年代末から80年代初頭にかけてのブラジル。リオデジャネイロ郊外のスラム街シティ・オブ・ゴッドは、暴力も銃もドラッグもすぐ手の届く所にあり、貧困、麻薬、終りなき暴力の連鎖が繰り広げられる悲惨としか言いようのないスラムだ。そんな舞台で生きる、少年たちの仁義なきサバイバル・オデッセイ、これが本作「シティ・オブ・ゴッド」。2002年第55回カンヌ国際映画祭では、観る者全てがこの映像にひれ伏した。原作は自らがシティ・オブ・ゴッド出身の作家パウロ・リンス。一大ノンフィクション年代記となっている。監督は“第二のスコセッシ”とも評価されている、ブラジルCM業界の寵児フェルナンド・メイレレス。2000人におよぶスラム在住の子供たちをオーディションしキャスティング、6ヶ月の即興演技指導と4ヶ月にわたるリハーサルの末、9週間ほぼオール・ロケーションでこの作品を撮り上げた。そして、本国ブラジルで統計史上最高の300万人という未曽有の観客動員数を記緑している。2001年の撮影当時、シティ・オブ・ゴッドは3派に分かれて対立、戦争勃発間近の様相を呈しており、ますます過激に手の付けようのない凶暴な街と化している。この街の未来は、神のみぞ知るということなのか。
- STORY
- 1960年代後半、カベレイラ、アリカーチ、マヘクの3人は強盗を繰り返している。ある日、カベレイラの弟分リトル・ダイスが考えた“モーテル襲撃事件”が大惨事となり、警察に追われる。それぞれ身を隠したが、カベレイラは、警察に見つかり銃殺される。その報道で新聞記者のカメラに興味を持ち、ブスカペは、カメラマンになってこの街を出ることを夢見る。1970年代、高校生になったブスカペ。自分で買った安いカメラで仲間の写真を撮り、楽しい学生生活を満喫している。一方、悪事を働きつつ成長してきたリトル・ダイスは、リトル・ゼと名前を改め、シティ・オブ・ゴッドを乗っ取るために戻ってくる。彼はベネとともに、一日でスラム全域を支配下に治め、街でNo.1の悪党に成り上がった。しかし、ベネはリトル・ゼの残忍さに愛想を尽かす。ファッションや恋にも目覚め、アンジェリカと一緒に街を出て農村かどこかで暮らすことを考え始める。リトル・ゼに彼女をレイプされ、家族を殺されたバス車掌のマネは、復讐のためセヌーラー味と手を組む。いよいよリトル・ゼVSセヌーラ&マネの間で抗争が勃発。堅気も子供も巻き込んだ血で血を洗う戦争の慕開けとなった。そのころブスカペは、彼の写真が新開社に買われて仕事を獲得し、アルバイトをしながら写真記者の見習いを始めていた。
- CASTING
- <キャスト> ●ブスカペ(アレキサンドレ・ロドリゲス) ●リトル・ゼ(レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ) ●マネ(セウ・ジョルジ) ●カベレイラ(ジョナタン・ハーゲンセン) ●ベネ(フィリピ・ハーゲンセン) ●リトル・ダイス(ドグラス・シルヴァ) <スタッフ> 監督:フェルナンド・メイレレス 共同監督:カチア・ルンチ 原作:パウロ・リンス 脚本:ブラウリオ・マントヴァーニ 撮影:セザール・シャローン 編集:ダニエル・レゼンテ 美術:ツレ・ペアケ 演技指導:ファチマ・トレド 音楽:アントニオ・ピント、エチ・コルデス
- 配給会社
- アスミック・エース