ワラー最後の旅
南ドイツ、アルプスに近いアルゴイ地方。牧歌的な谷間を走るローカル線が廃止されることになった。この路線と共に生きた老保線作業員ワラーはその最後の日の朝、自分が生まれる夢を見て目を覚ました。いつもと同じように見回りを開始したワラーだが、彼は線路と運命を共にするつもりだった。ミュンヘンの鉄道局の役人シュトゥンプフはワラーの解雇を伝えに訪れ、ワラーの娘ロジーナのもとに電話が入る。1920年代に少年時代を送ったワラーは成長して30年代に保線作業員として働きはじめた。41年、親友のラッシュは召集され、そのまま戦地から帰って来なかった。ジブラーホーフェン駅に配置替えとなったワラーはそこで知り合ったラッシュの元恋人である工場経営者の娘アンゲリカと闇の小麦を運んだことで、上司の怒りを買い、戦地へと飛ばされた。
- 公開日
- 1999年4月1日(木)
- 監督
- クリスチャン・ワグナー
- 脚本
- クリスチャン・ワグナー
- 撮影
- トーマス・マウフ
- 製作年
- 1988
- 製作国
- 独
- 原題
- WALLERS LETZTER GANG
- 上映時間
- 100
- 配給会社
- 日活