映画史に残る神話的名作『猿の惑星』の、“完全新作”として描かれる『猿の惑星/キングダム』。猿が支配権を握る世界で猿を統括し、キングダムを築こうとする冷酷な独裁者プロキシマス・シーザーの日本版声優に、これまで数々の映画やドラマで圧倒的な存在感を放ち、さらに映画プロデューサーなど多方面で活躍をする竹内力が抜擢された。
長年人間と猿の立場の逆転を丁寧に描いてきた「猿の惑星」シリーズ。完全新作の本作で、自身の帝国を築くために衰退した人間を徹底的に排除しようとしている冷酷すぎる独裁者、プロキシマス・シーザーの声を担当する竹内は、「敵役でお声がけいただいて光栄に思っています」と話し、「色んな映画に敵役がいて、主役がたつわけで、敵役がいないとエンターテインメントにならない。準主役のつもりで楽しく演じさせていただきました。」と敵役を演じた経験が豊富な竹内ならではの熱い想いを語った。
実写映像の中にハリウッドの技術を駆使してリアルに登場する猿というオリジナリティあふれる役柄を演じる上で、「今までも多くの敵役を演じてきたので感情を入れやすいキャラクターでした。プロキシマス・シーザーは知性があり、よく話すキャラクターなので、猿らしく話すというよりは、彼の持つ知的なところが伝わりやすいように、そして演じているケヴィン・デュランドに寄せるように演じました」と、収録へのこだわりを明かした。さらに、プロキシマス・シーザーと自身の共通点については、「彼のように支配をしたいという思いはないけれど、自分自身も長年会社を経営していて、みんなを引っ張っていくことが多いので、そういうところは似ているかな。自分の色を出しながら生きてきたから“俺は俺でありたい”“自分らしく”というのは人より強いと思います。」と、キャラクターと近い部分を感じたようだ。
最後に竹内は、「人間と猿の立場が逆転するという設定をよく思いついたなと思った。すごいよね。これまで「猿の惑星」シリーズを見たことがない方でも、この作品だけで“なんて素晴らしい日だ”となるぐらい楽しめます」とプロキシマス・シーザーの劇中のセリフとともに作品をアピールした。
■〈なんて素晴らしい日だ〉編|映画『猿の惑星/キングダム』 吹替版特別映像
5月10日(金)全国ロードショー