第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『少年の君』のデレク・ツァンによる単独監督デビュー作『ソウルメイト/七月と安生』。世界各国の映画賞・映画祭を席巻し多くの映画ファンを魅了した話題作が、韓国・済州島を舞台に新たな傑作として生まれ変わるーミン・ヨングン監督がメガホンをとり、キム・ダミを主演に迎えた『ソウルメイト』が、2024年2月23日(金)より公開されることが決定した。
性格も価値観もまるで違う二人の幼馴染が想い合い、時には激しくぶつかり合いながらも紡がれる深い友情の物語を描いた本作。ミソを演じるのは、ドラマ「梨泰院クラス」のキム・ダミ。大型新人として頭角を現した映画『The Witch/魔女』(2018)では特殊な力を持つ最強の“魔女”を、「梨泰院クラス」(2020)ではIQ162の天才少女に扮するなど特殊な役を演じることが多かった彼女だが、本作では等身大の女性を好演。表向きは自由奔放で明るく振る舞う一方、複雑な家庭環境で育ち、心の奥底に悲しみを抱える繊細なキャラクターを、高校時代から30代まで巧みに演じ分けている。両親から愛されて何不自由なく育つも、自分の意志では生きることができない親友・ハウンにチョン・ソニ。ふたりの関係に深く関わるジヌをピョン・ウソクが演じる。
■『ソウルメイト』本予告
絵を勉強しながら世界中を旅したいと夢見る、自由人のミソ(キム・ダミ)。そんなミソに憧れを抱きながらも堅実に生きたいと願う、ハウン(チョン・ソニ)。性格も価値観もまるで真逆なふたりの幼馴染は、楽しい時もさみしい時もずっと一緒に生きてきた“ソウルメイト”だった。公開された本予告映像でもミソとハウンが海ではしゃぐ様子や、スクーターにまたがり歌を口ずさみながら道を駆け抜けていく微笑ましい二人の姿が印象的だ。そんな楽しい生活はこれからもずっと続いていくように思えたが、ジヌ(ピョン・ウソク)との出会いをきっかけに彼女たちの関係は急激に変化していく。
突然の別れや環境の変化、互いの知らない一面に戸惑い、次第にすれ違っていくミソとハウン。そしてある日、ハウンは忽然と姿を消してしまうが、映像では残された手紙を目にして静かに声を震わせ涙するミソの姿も映し出され、二人に待ち受ける切ない未来を予感させる。さらにハウンと親友であることを隠し、彼女の居場所を尋ねるジヌに対してもなぜか無言を貫き通そうとするミソの姿も…。二人の間で交わされた“約束”、そして“秘密”とは一体――。16年間、ただお互いを見つめてきたミソとハウン。終始ノスタルジーな空気が漂い、切なくも温かい二人の絆にぎゅっと胸が締め付けられる予告映像に仕上がった。
ビジュアルでは、笑顔でじゃれあうミソとハウンの姿とともに、「その“秘密”が、私を強くする」という決意を感じさせるような力強いコピーもあしらわれている。二人の固い絆が感じられる、とびきりエモーショナルなビジュアルに仕上がった。
さらに12月1日(金)より、本作のムビチケ前売り券の発売が決定。全国の上映劇場、メイジャー通販にて購入可能で、購入特典には特製ポストカードが決定している。
2024年2月23日(金・祝) 新宿ピカデリーほか全国公開