『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』『ボーはおそれている』に続きA24製作で贈る、アリ・アスター監督の最新作『エディントンへようこそ』より、炎上スリラー予告が解禁、シーン写真5点も到着した。
物語の舞台は2020年、ニューメキシコ州の小さな町、エディントン。コロナ禍で町はロックダウンされ、息苦しい隔離生活の中、住民たちの不満と不安は爆発寸前。保安官ジョー(ホアキン・フェニックス)は、IT企業誘致で町を“救おう”とする野心家の市長テッド(ペドロ・パスカル)と“マスクをするしない”の小競り合いから対立し「俺が市長になる!」と突如、市長選に立候補する。ジョーとテッドの諍いの火は周囲に広がっていき、SNSはフェイクニュースと憎悪で大炎上。同じ頃、ジョーの妻ルイーズ(エマ・ストーン)は、カルト集団の教祖ヴァーノン(オースティン・バトラー)の扇動動画に心を奪われ、陰謀論にハマっていく。
■『エディントンへようこそ』予告編
「ソーシャルディスタンス!」―映像は、保安官ジョーが市長テッドと小競り合いする様子から幕を開ける。「なぜこんな事態に?」街ではコロナ検査で移動が制限、どこに行くにもマスク着用が必須という息苦しい日常。NOマスク主義のジョーは、マスクするしないの諍いから「俺の方が遥かに優れた人間」と宣言し、徹底的なコロナ政策がポリシーの現市長に挑むため、選挙戦へ立候補。自らカスタムした選挙カーを走らせ、“(ロックダウンされた)閉ざされた町”で小さな戦いを仕掛けるがー。
「みんなに監視されている」とうつろな目で訴え、陰謀論に取り憑かれていくジョーの妻、「あなたの痛みは偶然ではない」と寄り添う言葉で住民を煽動する、過激なカルト集団の教祖、さらには、収束の気配を見せない暴動、炎に炙り出される謎の文字<“平和なし”>―次々と現れるイカれた人々と徐々に混沌を極めていく状況。ついには、他人を思いやろうという発言のそばから「正しいのは俺だけだ」と、マシンガンをぶっ放すジョーの狂気の姿までー。暴力、陰謀、SNSの暴走――全ての火種が一気に燃え広がり、誰も逃れられない衝撃の<炎上スリラー>予告に。


シーン写真は5点。エディントンの町中でディスタンスをとりながら口論をするジョーとテッド、燃えさかる炎の最中で<誰か>に向かって銃口を向けるジョーのほか、ド派手なパネルの前で熱狂的な演説を繰り広げるカルト教団の教祖ヴァーノン、そして妻ルイーズと市長テッドの姿まで。狂気と混沌が渦巻く<ロックダウンされた町・エディントン>のカオスを映し出すカットとなっている。



12月12日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開