アイルランド語のヒップホップで旋風を巻き起こす!『KNEECAP/ニーキャップ』キャラクターポスターと本編映像が到着!

© Kneecap Films Limited, Screen Market Research Limited t/a Wildcard and The British Film Institute 2024
7月3日(木)

第97回アカデミー賞®国際長編映画賞ショートリストに選ばれたほか25の映画賞を受賞し、世界中で高い評価を得ている映画『KNEECAP/ニーキャップ』より、キャラクターポスターと本編映像が解禁された。

本作は、そんなKNEECAPの誕生を、アイルランド語法制化を求める抗議活動を背景に辿る半自伝的物語。北アイルランド紛争の傷跡が深く残る西ベルファストのドラッグにまみれた労働者階級の若者を、ユーモアを交えてポップなテイストで描く。スローモーションやストップモーションを駆使したスタイリッシュな演出から“アイルランド版トレインスポッティング”とも評され、オマージュシーンも随所に登場。また、メンバー3人は演技初挑戦にして、本人役を見事に好演。彼らの注目度も相まってアイルランドではアイルランド語映画として初週動員歴代1位の大ヒットを記録。さらに、第40回サンダンス映画祭では観客賞(NEXT部門)を受賞、第97回アカデミー賞®国際長編映画賞にアイルランド代表としてショートリストに選ばれるなど、25の受賞と64のノミネートを果たした。世界中で大絶賛された話題作がついに日本に上陸。

キャラクターポスターは、本作の主人公で、実在のヒップホップ・トリオKNEECAPのメンバーをそれぞれ捉えた全3種。緑、白、オレンジのトリコロールに配色され、MCネームでモウグリ・バップ、DJプロヴィ、モ・カラと並べると、アイルランドの国旗になるデザイン。右上にはそれぞれのセリフが添えられている。「ルールは俺らが決める。欠点なんて気にしねえ」とやんちゃな表情を浮かべるモウグリ・バップは、過激派組織の元メンバーの父親を持つ反骨精神に満ち溢れた青年。アイルランド国旗の目出し帽を被るDJプロヴィは、「一緒に曲を作らないか?」と2人に提案し、音楽教師という身分を隠しながらDJとして活動。「俺らの世代の名は、“停戦ベビー”」と名乗るのは、アイルランド語で“私の友だち”を意味する名前のモ・カラ。アイルランドの独立を目指す反面、イギリス人のガールフレンドがいる。“停戦ベビー”とは北アイルランド紛争後に生まれた紛争を経験してない世代のこと。紛争で分断された北アイルランドでは、2022年まで公用語と認められていなかったアイルランド語の復権を目指し、本人達演じるこの3人が音楽を武器に旋風を巻き起こす。

『KNEECAP/ニーキャップ』本編映像

併せて、3人がレコーディングするシーンを捉えた本編映像も解禁。アルコールとドラッグを浴びながら、「毎日が退屈 つまらねえ」「ウンザリな貧困生活」と歌うのは、実際にKNEECAPが2021年にリリースした楽曲「Guilty Conscience」。彼らのバックグラウンドかつアイデンティティで、紛争の傷跡が残るベルファストで暮らす労働者階級の若者の鬱屈をユーモアに表現した曲だ。快楽に溺れ錯乱状態になる3人だが、抑圧から解放されたかのような笑顔とエネルギーに溢れる青春の一コマ。今世界で最も注目を浴びているアーティスト、KNEECAPのどこまでが実話でフィクションか分からない破天荒な物語を通して、反植民地主義、そして先住民の文化を守る重要性を描く。

8.1(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

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作品紹介

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