ディズニー&ピクサー劇場最新作、ひとりぼっちの少年エリオの壮大な冒険を描く感動のファンタジーアドベンチャー『星つなぎのエリオ』。主人公エリオがたどり着くコミュニバースのメンバーのひとりで、平和を愛する惑星の明るく情熱的な大使・オーヴァ役にUSオリジナル版と日本版声優の両方で渡辺直美が務めることが決定した!

オーヴァはポジティブなエネルギーに満ちており、エリオに“コミュニバース”のことを教えてあげるなど、エリオの冒険を優しく見守る存在だ。そんなオーヴァ役に選ばれたのは、その圧倒的な表現力や演技力で芸人の枠に収まらず、女優、モデルと幅広い活躍を見せ、国際的に活躍の場を広げている渡辺直美。ディズニー&ピクサー作品のUSオリジナル版で日本人が声優を務めるのはピクサー・アニメーション・スタジオのクリエイター以外では初めて、さらに日本版声優も同時に務めるのは日本人初となる。本作について監督陣に話を聞くと、「この物語は、人とどこか違うことで、時に孤独感を覚えることもあるが、その違いこそが私たちひとりひとりを唯一無二の輝きで照らしてくれるのだという力強いメッセージが込められた作品です。私たちそれぞれが異なる個性をもつからこそ他者と深くつながりあえること、自分自身をありのままに受け入れ、そして愛する大切さを教えてくれます。」と作品に込められたメッセージについて教えてくれた。続けて、「このメッセージが渡辺直美さん自身のこれまでの軌跡と完璧に一致していることに気がつきました。彼女は常に新しい環境で自分自身に挑戦し続け、自身の個性を守りながら、夢を追い求め、真に唯一無二の輝きを放つ人物です。その理由から、彼女がこのプロジェクトの理想的な選択だと感じました。」と渡辺をUSオリジナル版起用に至った理由を明かした。その唯一無二の個性とカリスマ性は世界中から熱い支持を集め、ニューヨークを拠点に文化や言語の垣根を越えて日本のエンターテインメントを世界に発信している姿は、星の代表として“コミュニバース”に集うオーヴァの姿と重なる。

渡辺はUSオリジナル版オファーを受けた際、自身のマネージャーと共に大盛り上がりだったそうで、「めっちゃびっくりしましたよ!『そんなことある…!?』みたいな。日本では色々な作品で吹替声優をやらせていただいたことはありますけど、『え、アメリカの!?英語の!?』と。最初はびっくりしましたが、こんなに光栄なことはないので凄く嬉しかったです」と、喜びを語る。アメリカでの収録について、「私が発した言葉でオーヴァが形成されるんだという緊張感もありました。そして英語が大変でした。最初は猫被ったようなしゃべり方をしてたんですけど、監督が『もっと直美らしさを出していいよ!』と言ってくれてやりやすかったです。」と振り返った。オーヴァとの共通点について聞くと、「オーヴァの大きな目の部分が映像的というか、その時の感情によって表情が変わったりとか、喋る時もビビビビって動いたりとかするので、変顔でここまでやって来た私と似てるなというか(笑)顔だけで生きて来ている・・・いや、オーヴァはそんなキャラじゃないんですけど!(笑)表情豊かなところは似てるかなと思います」と、親近感を覚えている様子。オリジナル版と同時に日本版の声も担当することについては、「不思議でした。自分の英語のセリフを聞きながら、日本語で収録するというのは初めての経験でした」と語り、ディズニー&ピクサーの作品で英語と日本語両方の声優を同時に担当するのは日本人初だと聞くと、「えっ!初!?凄いことじゃないですか!?」と大興奮だった。

監督陣も語るように、本作は主人公のエリオとグロードンとの出会いを通して、ありのままの自分を受け入れること、そして他者との繋がりをテーマに描かれるが、“ありのままの渡辺直美を抱きしめてくれる存在”について聞くと、「やっぱり一番はファンの皆さんですね!」と即答。テレビ、SNS、舞台と、その時々によりキャラクターを変えて臨んでいるという渡辺だが、「そういうのがあってもファンの人たちは受け入れてくれる。どんな形でも、ミスっているところが見えても、いろんな表情をしている自分をいつも受け入れてくれて。しっかり仕事をしているところも、ちょっとポンコツなところ、天然なところも受け入れてくれる。色んなところを受け入れてくれているのがファンの皆さんだなと思います」と、ファンとの強い絆を語り、演じたオーヴァの大らかで優しい性格そのままのキャラクターを覗かせた。
8月1日(金)全国劇場公開