A24とアリ・アスターが製作したドリーム・スリラー『ドリーム・シナリオ』より、ヒグチユウコが書き下ろしたオルタナティブポスターが解禁、さらにいち早く本作を鑑賞した著名人より推薦コメント・インスパイア作品が到着した。
本作は、ニコラス・ケイジが演じるごく普通の暮らしをしていた大学教授が何百万人という人の夢の中に現れ、繰り広げられる、<平凡な日常が悪夢へと変わるドリーム・スリラー>だ。米批評サイトRotten Tomatoesでは91%Freshの高評価を獲得し、第81回ゴールデングローブ賞(ミュージカル・コメディ部門)の主演男優賞にニコラス・ケイジがノミネート。ニコラス・ケイジ自身も「私のキャリアの中でも最高の演技であり、最高の作品だ」と語っている。
解禁されたのは、画家・絵本作家ヒグチユウコとグラフィック・デザイナー・大島衣提亜がコラボレーションしたオルタナティブポスター。アリ・アスターも絶賛しSNSでも話題を呼んだ『ミッド・サマー』日本版ポスターを手がけた最強タッグによる豪華コラボレーション。ヒグチユウコが描き下ろしたイラストを、大島衣提亜がデザインを手掛け、人々を悪夢に誘う本作の魅力を体現するポスターが完成した。
【大島依提亜・コメント】
映画の中で人はどんなに醜態を晒そうが、それなりに絵になってしまうものだが、ことこの作品に関しては、ニコラス・ケイジ扮する大学教授の生々しい“みっともなさ”が眼前に展開され、観ていていたたまれない気持ちになる。しかしそれは、紛れもない人間本来のありようでもあり、劇中さながらに彼の生き様が観た者すべての脳裏に焼きつく事になるだろう。
さらに本作にインスパイアを受け、画家・榎本マリコ、切絵画家・横山夢による描き下ろしイラストも披露。それぞれのアーティストの個性溢れる夢のような独創的な世界観が表現されている。
悪夢なのか、願望の表れなのか。 その男は人々の隠れた潜在意識にただ利用されただけなのかもしれない。 それならばなんて理不尽な出来事だろう。 私は全力で彼に同情した。
集団から個人が標的にされていく様子を淡々と描いた不条理系スリラー。
中年期の心理的葛藤や無責任な模倣伝達といった真面目に見ると重めのテーマですが、
映画の最後まで散りばめられたお笑い要素と懐かし要素が逆に切なくて主人公と年代が近い私には刺さりました。
そして、3時のヒロインゆめっち、平山夢明など“夢”にまつわる著名人を筆頭に、各界著名人からのコメントも到着。伊藤潤二「悪夢の深淵を感じさせる力がありました。」、クリープハイプ尾崎世界観「設定も構成も人物造形も、その全部が素晴らしくて、夢中で観た。」、ニコラス・ケイジ吹替声優でお馴染みの大塚明夫からも「今まで見たことのないニコラス・ケイジ!映画を観た夜、彼の夢を見ないよう気をつけてください。」と、まさに夢にまでみた豪華著名人からの絶賛コメントが寄せられた。
3時のヒロイン ゆめっち(お笑い芸人)
はーい、3時のヒロインのゆめっちよ♩ なにもしてない平凡なおじさんが夢のおかげで有名になって夢のせいで衝撃の展開になっちゃうジェットコースターすぎるお話。 不安を煽りまくる演出やトラウマ的描写が鮮やかですんごい! 心がむぎゅってなる、さすがアリ・アスター作品! これ見たら夜眠れなくなるかも…?!
伊藤潤二(ホラー漫画家)
実在する平凡な男が不特定多数の人々の夢に登場するーー
そんな奇抜な発想がこの作品の成功を約束しました。現実にはほとんどあり得ない現象でありながら、その夢を見た人々の反応には、たかが夢、たかがフィクションと言い切ることができない、悪夢の深淵を感じさせる力がありました。
大塚明夫(声優)
今まで見たことのないニコラス・ケイジ!
彼とは長い付き合いですが、普段とはスタイルを変えながら楽しんで演じているのがよくわかりました。
いろんな人の夢に出てしまったがために、現実と夢が交錯する面白くも恐ろしいストーリー。
映画を観た夜、彼の夢を見ないよう気をつけてください。
クリープハイプ 尾崎世界観(ミュージシャン・作家)
怖いのに、馬鹿らしくて可愛くて、どこか憎めない。
設定も構成も人物造形も、その全部が素晴らしくて、夢中で観た。
高森奈津美(声優)
SNSと現実、フィクションと現実、色々なものの境目が曖昧になっている今の世の中で最も原始的で最も怖い曖昧さを見てしまいました。 立場も関係性もなんの理由にもならない、ただただ一方的な興味や憎悪を向けられる理不尽さや羞恥に巻き込まれたい方には最高の作品です。
平山夢明(作家)
本年度ベスト級の一本!突然、他人の夢に次々と登場するはめになった教授が辿る黙示録的災難旅行!ケイジの繊細で行き届いた演技が全てを成立させている。居ると不安だからいなくなれと云われた者の哀しみに寄り添った悲喜劇!必見です!
SYO(物書き)
夢にまで見た面子が揃った期待の一本は 夢に出てくるほどの衝撃と完成度だった。 未関与な夢ジャック→世界バズ→大炎上。 予想外の展開×既知の感情=悪夢的傑作。 面白いとしか言えなくなるくらい面白く 未だ興奮がさめやらない。まさに夢中だ。
ISO(ライター)
愛すべき妻子がおり、安定した仕事があり、立派な家に住む"持てる者"のミッドライフ・クライシスから始まる物語がまさかこれほど琴線に触れるとは。表層的なイメージをミーム化され、消費されてきたニコラス・ケイジがこの役を演じることに大いなる意味がある。
11月22日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開